副業をもつ

自営を始めるにあたってずっと思っていたのは

楽しくなければ意味がないということ。

肉体的にきついはともかくとして、

精神的にきついは絶対にダメだと。

 

飲食店をやるというと接客が好きなんだろうと思われがちだけど、

私は仕事としての接客は苦ではないが、好きではないのだ。

 

料理が好きだから飲食店をやる。

美味しいものを作る。

自分の楽しみのために店作りをし、

自分の好きな料理を作る。

結果、お客さんが喜べばいいなと思う。

自分のための店なのだ。

自分が納得いくことが前提というか、趣味の延長の店なのだ。

 

というわけで、店を気楽に続けるために

何か副業をしたいなあと思っていた。

やめたくなったときのためにも副業が必要だ。

根がサラリーマンなので、

無職で貯金が食い潰されていくのは怖いのだ。

 

副業をするにしても

本業に影響が出るようなのはダメだし、

なるべく楽で、

体力も気力も使わず、

時間も取られず、

それなりに金銭が得られるもの、を考えていた。

 

それで始めた副業は

まだ生活できるほどではないけれど

まあまあ食費くらいは賄えるようになった。

店をやめた今はフルタイムで派遣をしたりしているが

フルタイムでも無理なく続けられているので

いい感じのボーナスみたいになっている。

 

自営業だと年金が少ない問題もあったりするので

在宅でも、年を取っても続けられる仕事は貴重だ。

 

コロナで予想のつかない世の中になって、

結果として副業のありがたさを実感している毎日だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

売上はいくら必要なのか問題

カフェをしていると

定期的に開業希望のお客さんがやってくる。

必ず聞かれるのが、

「売上がどのくらいあればやっていけますか」という質問。

 

必要な売上は店によって違うし、

正直、必要な売上がわからないような人は開業しない方がいいと思っている。

開業するということは経営をするということで

お金のことを自分で考えれない人は開業には向いていない。

料理が好きだからという理由だけなら雇われの方がいい場合も多いだろう。

開業イコールお金のことを自分で考えるということなのだ。

 

まあ、お客さんに対してキツく言う必要はないので

とりあえずは「必用な生活費の2から3倍くらい」と答えていた。

経費が50~70%と考えて、そのぐらいかなあと。

生活費が30万必要なら、経費が50%ならば60万くらい、

経費が70%ならば100万の売上が必要というわけだ。

 

これを聞いて、じゃあ自分の場合は売上が100万必要だから

20日稼働として1日5万円以上売上が必要なわけで

コーヒー1杯500円としたら100人お客さんが必要なんだなぐらいまでは

考えれないとダメだと思う。

 

驚くことに、開業してから必要な売上金額に気付く人が結構いるのだ。

飲食店のほとんどが1年で消える理由の1つだ。

 

経費がどのくらいかかるかを聞く人も多いけど、

家賃がいくら、とか条件によって変わるし、

削減できることとできないことを考えたりした上で

質問した方がいいですよ、と心のなかで思うのでした。

 

 

 

パスワードが覚えられない

最近色んなものがネットで管理されるようになって

紙の無駄とか手続きのやり取りとかが無くなって

便利ではあるのだが、パスワードが覚えきれなくなってきた。

 

 

全部一緒にするのもなあと思い、

なんとなく全部変えていたらもう覚えきれないのだ。

メモしている人もいるらしいけれど

それはセキュリティ的にどうなのかと思うし、

どうするのがいいのかわからない。

 

 

月に1度ログインする程度だとまず覚えていない。

このブログも毎回ログインのたびにパスワードを再設定することになって

最初は何か意味ある文字列でパスワードを作っていたのだが、

最近はもう忘れる前提で作っている。

頻繁に変えることでセキュリティ的にもいいんじゃないかと。

 

 

以前、その当時は珍しかったネットバンキングのみの

銀行を使っていたことがあった。

振込手数料と、コンビニからの引き出し手数料が24時間無料という

便利さで重宝していたのだが、

滅多に使わないので振込のパスワードを毎回忘れてしまうのだ。

 

当時はネット環境が充実していなかったので

電話を掛けて、ロックを解除してもらって、

パソコンで設定し直す、という流れだった。

24時間電話でロック解除してもらえることができて、

時には夜中の2時に問い合わせたこともあった。

いつも同じテンションの男性や女性が

淡々とロックを解除してくれる。

 

あるとき一週間おきに3回振込をした月があって、

3回ともパスワードを忘れてしまったときがあった。

3回目はさすがに気まずくて、

何度もすみません、と伝えたら、

電話の向こうでクスッと笑う声がして、

だいじょうぶですよー、よくありますからと

明るく言ってもらえてホッとしたことがある。

 

どうしたものかなーと思いながら

また新しいパスワードを作った日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

お久しぶりの

しばらくぶりのブログ。

 

なんやかやで日々が過ぎてしまった。

 

世の中はコロナコロナでなかなかの状況であった。

幸い自分も親しい人もコロナにはかからなかった。

 

店をやめてからコロナに関する支援金の事務局なんかで

働いたりしながら生活費を稼いでいる。

生活のために貯金を切り崩さないのが信条なので。

 

基本的には2、3ヶ月の短期間仕事であるが、

それなりに派閥ができたり嫌な目にもあったりする。

まあまあ我慢強いつもりでいたけれど、

こういうことへの気遣いが嫌で自営になって、

気ままに10年暮らしたせいか、

もう我慢ができなくなっているようだ。

 

とりあえず、この仕事が終わったら今年はもう働かないと決めた。

本格的に引っ越し準備を始めます。

 

 

 

お金の話

食べれない程貧しい訳ではないけれど

まあまあ貧乏だったのかなあと思う。

ランドセルを買うお金がないとか。そんな感じだ。

 

あまり貧乏だと感じなかったのは

母が明るい人だったからだろうか。

私が子供の頃は専業主婦が多かったのだが

母はフルタイムで毎日忙しく働いていた。

きれい好きで料理が上手で

いつもくるくる働いていて

ゆっくりしている姿の記憶がない。

父も朝暗いうちに出勤し、帰宅も遅かった。

 

こんなに働いてるのにお金がないって

給料安いんだろうなと思っていたのだが、

ある日給料明細を見て驚いた。

父だけでも手取り40万程あるのだ。

当時の給料水準からいうと

かなりいい方だと思う。

 

今にして思うと、お金がない原因は住宅ローンだ。

当時のローンの金利がバカ高で、

借りた金額と同じくらいの利息の支払いがあったのだ。

 

ローンを払い終わって数年の後で退職になり、

退職金でリフォームをした。

年金がそこそこもらえるので

贅沢ではないが、まあまあの暮らしに落ち着いている。

 

働きづめでほぼ贅沢をしない両親を見ていて、

感謝はもちろんしているのだが私にはムリな人生だなあと思っていた。

 

そんなこんなでローンは組まない派になった。

欲しいものがあって、お金がない場合はためてから買うことにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続けるもやめるも自由

飲食店を始める予定だと口にすると

知り合いの知り合いぐらいの人からは

開業には少なくとも1000万以上かかるとか

労働時間が長いとか休日がないとか

月商100万以上じゃないととか

とにかく素人が参入できる業界ではないことを

結構言われたりする。

 

開業費もあんまりかけず

人も雇わず

週3日くらいで

好きなものが食べれて

風の通る陽当たりのいい家に住んで

長期の休みも3ヵ月くらいとって

やめたくなったらすぐやめれる

そんな店もできるんじゃないかと始めた店は

気がつけば10年が過ぎていた。

 

コロナ禍になって

すぐやめれるというのは

とても良かったなあと思う。

始めるもやめるも自由なスタンスに

自分を置いておけるのはとても楽だ。

 

またいつか始めたくなるのを

楽しみにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワクチン接種始まる

高齢者へのワクチン接種が始まった。

治験も十分なのかどうか不明ではあるが、

受けるのが当然というなんとなくの世の中のプレッシャーも感じる。

 

インフルエンザの例でいえば、毎年の接種が必要なわけで、

受けても別の型のインフルエンザにかかったりする。

接種率は約50%だそうだ。

 

コロナワクチンもそうであるならば、

毎年の接種が必要なのかとか

変異ウイルスがどんどん現れるのかとか

インフルエンザのように有料化するのかとか

色々気になるところではある。

 

私は結構アレルギーが出るタイプの人間で

インフルエンザの予防接種も受けたことがなく、

コロナワクチンの接種も悩み処ではある。

親も高齢者なので、

自分が無症状でうつしてしまうかもしれないリスクも考える。

 

これだけ感染者が増えているということは、

無症状のまま抗体を得ている可能性もあるのだろうか。

抗体があるならワクチン接種は必要ないのだろうか。

むしろ、抗体があったら

ワクチン接種で副反応が出やすかったりするのだろうか。

 

接種を早く受けたことで

どこぞの議員などが非難を受けているようだが

議員や公の職員の人たちには

こういうときこそバリバリ仕事をしてほしいわけで、

感染リスクは極力減らして欲しいので

ワクチンが安全だと言うのなら

むしろ積極的に早めの接種を進めて欲しい。

 

重症化リスクが低い若年層は

ワクチンよりもPCR検査を受けて

陽性ならば隔離して、自然免疫を得た方がいいのではとも思う。

 

日本製のワクチンの開発が遅れをとったのも残念。

国はこういうところに力を注いで欲しい。